【歴史訪問シリーズ】ところ遺跡の森 Tokoro remains

ところ遺跡の森

「ところ遺跡の森」は、縄文時代のオホーツク文化がわかる場所でありとても貴重な場所となります。
その為、現在も遺跡の研究が進められています。

また野草や野鳥の宝庫でもあり自然と触れ合う場所としても、楽しめる場所となっています。それでは今回お邪魔させていただいた「ところ遺跡の森」をご紹介していきます。

全体マップ

ところ遺跡の森は擦文の村続縄文の村縄文の村の3つの村があります。まず入り口から入って行くと擦文の村へと行く。

擦文の村

擦文の村周辺には約48軒の住居跡があります。擦文時代では3~4軒で村が成り立っていたそうです。

4号竪穴住居
時代擦文時代後半(11世紀~12世紀頃)
大きさ一辺約6mの四角形
概要5人~10人用と推定
大人・子供含む家族

まず初めの4号竪穴住居、建物の形状はわかるものの建物入り口が崩れており住居内に入る事は出来なかったが雰囲気は伝わる。

5号竪穴住居
時代擦文時代後半(11世紀~12世紀頃)
大きさ一辺約3mの四角形
概要1人~2人用と推定

こちらは5号竪穴住居、最も小さい物で上屋は無いもののサイズが小さい。独身の人が住んでいたのか?、思春期の兄弟が住んでいたのか?、はたまたカップルが住んでいたのかと想像が掻き立てられる。

1号竪穴住居
時代擦文時代後半(11世紀~12世紀頃)
大きさ一辺約10mの四角形
概要15人~30人が住めたと推定

そして1号竪穴住居。第一印象としてはピラミッドを思い出させられる見た目。高さは約6mでピラミッドにはほど遠い高さだが、古代を感じられる雰囲気。

1号竪穴住居内部

住居内部に入ると当時の生活雰囲気が感じられます。

当時、電気などはもちろんありません観光用のライト設置してありました石で囲んだ焚火の跡があった住居がありましたので唯一の灯りと言えばその位でしょう。暗くなったら寝る、明るくなったら起きる。太陽と共に活動し月と共に寝ていたのでしょう。健康的ですね。

2号竪穴住居
時代擦文時代後半(11世紀~12世紀頃)
大きさ
概要

※大きさ、概要を調べ忘れました(汗)

こちらの2号竪穴住居だが入り口が玄関のような形となっており部屋内部と差別化されている感じです。

3号竪穴住居
時代擦文時代後半(11世紀~12世紀頃)
大きさ
概要

※大きさ、概要を調べ忘れました(汗)

3号竪穴住居は上屋は無いものの柱の位置が再現されている。印象だとそんなに小さくない大きさだった。

トイカウシチャシ

トイカウシチャシとは?

トイカウシとはアイヌ語で「そこを渡る」という意味だそうです。

チャシは?「祭りの場」「談合の場」「戦闘要塞」「見張り台」という意味合い

画像のように溝が掘られている場所があります。その場所はサロマ湖でありサロマ湖を渡るという事らしいです。サロマ湖を渡るだけではなく「祭りの場」「談合の場」「戦闘要塞」「見張り台」に使われたと考えられている。

この溝は16世紀~18世紀頃にアイヌの人々により作られたと考えられている

※しかし発掘ではアイヌ文化の遺物は見つかっておらず、どの時代のものか正確には分かっていない。

続縄文の村

続縄文の村周辺には約50軒の住居跡があります

7号竪穴住居
時代続縄文時代後半(3世紀~4世紀頃)
大きさ直径約7.7m
概要5人~10人用と推定
大人・子供含む家族

※大きさ、概要を調べ忘れました(汗)

7号竪穴住居だが、こちらも上屋は無いが柱の位置は再現されている。住居の形は円形となっている。また屋内中央付近で焚火の跡が発見されている。

6号竪穴住居
時代続縄文時代後半(3世紀~4世紀頃)
大きさ
概要

※大きさ、概要を調べ忘れました(汗)

6号竪穴住居は建物が再現されている。住居の形は円形

縄文の村

縄文の村周辺には約40軒の住居跡があります

時代:縄文時代中期(約4500年前)

竪穴住居跡地には窪みがあり札が建てられています。建物の復元はさすがにありませんでしたが竪穴住居跡地はあちこちにあり、ここに縄文人が住んでいたのかと思うと心に染みました

自らやって来る「野鳥」

「ところ遺跡の森」には多くの野鳥がいます。とても驚いたのが野鳥が自ら私の元へやって来るのです。人に慣れているのか?「遊ぼう!」って近づいてくるのです。もしくは「食べ物ちようだい」って事かな?普段だと鳥は警戒心を持って飛び去ってしまうのですが、肩や腕に乗りそうなくらいでした。とても可愛いかったですよ。

実際に見た感想

何千年も前の人類の生活様子がこの現代に感じとれる場所と思いました。ただ見るだけではなく想像するといった事が必要だと思います。また自然と共存し生活をしている事にも気が付きます。歴史が好きな方は非常に興味深い場所だと思いました。また散歩コースとしてもカシワ、ナラを主体とした落葉広葉樹の森林の中を歩くのも気持ちが良かったです。是非興味のある方は一度行って見る事をオススメします。

実際に見た「ところ遺跡」動画はこちら

【ところ遺跡の館】情報

住所北海道北見市常呂町栄浦371番地
開館時間午前9時~午後5時
休館日月曜日・祝日の翌日(ただし、月曜日・祝日の翌日が祝日にあたる場合は開館)
12月29日~1月5日
観覧料・個人(一般 69歳までの方)280円 / 高校・大学生 160円
・団体(10人以上・1人につき)240円 / 高校・大学生 130円
・中学生以下、70歳以上の方は無料
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