自作塗装ブース制作

以前に作った塗装ブース

以前に制作した衣装ケース改の塗装ブース。衣装ケースの後ろに換気扇を取付け、ハニカムを設置したものだが塗装スペース(奥行)が狭いのと、吹き返しが酷いのとで新たにつくり直す事にしました。ラジコンボディの塗装が主なので奥行が足りなかった・・・という事で新たに塗装ブース制作を決行!

新しく制作する塗装ブースの展開図

箱のサイズ:幅500mm・奥行460㎜・高さ470mm

MFDボードの厚み9mm分の寸法を引いたり足したりするのを気を付けてカットしてください。またファンのサイズによっても箱のサイズは変わってきます

今回制作する塗装ブースの主な材料/おおよその見積

材料サイズ/スペックおおよその見積
MDFボード厚み9.0mm・サイズ1820×910¥3000~
換気扇 (シロッコファン)
三菱ダクト用換気扇VD-18ZXP10-C
外寸 263mm×485.50mm×380mm
風量 (m3/h)50Hz/350・60Hz/330
¥11000
換気扇部材(電源コード)長さ 60cmくらい¥1000
フレキホースとダクト直径150mm×1.5m¥1500~
LEDライト多目的ライトECO&DECO30cmタイプ¥1645
ダクトテープ48mm×27m なるべく安い物¥500~¥1000
L字金具と適用サイズなビス小さい物で良い¥500~¥1000
木工用ボンド小さいサイズの物で足りると思います。¥100~¥300
PPボード600×400 2枚くらい¥100~¥200
ワイヤーネット
換気扇フィルターとマグネット(磁石)
3㎝幅の木材・ダボ
換気扇のサイズに応じて。マグネットは平型¥500~

ざっと見積金額:¥20000

高っ!!!「私にとっては高いのだよ」

なるべく安く自作したいと思いますが、譲れない部分は仕方ないとして大体の見積もりをしてみました。また違う材料を使って製作できるかと思いますのであくまでも今回私がチョイスした材料となります。

製作に必要な工具

あれば作業が楽な工具
  • 電動丸鋸(MDFボードのカット用)
  • 電動ジグソー(MDFボードのくり抜き・穴あけ用)なくても可能
  • インパクトドライバー(ビス止め・ダボ穴開け用)ビット先や切り裂きが必要
  • ヘラ(ボンドを塗る際に使用)

電動工具については私個人持っていますので電動工具を使用させて頂きました。

塗装ブース制作

外観の材料

外観をどんな材料で作るか考えましたがやはりMDFボードを選択。MDFボードをネットで購入も検討しましたがどれもサイズが小さいのと高価になるので地元のホームセンターへ直行する事に。ホームセンターではサイズ(1820×910)1枚が約¥3000くらいでした。今回塗装ブースに使用するMDFボード材を計算すると1枚では足りない。しかし、もう1枚購入となると¥6000くらいになる。それは痛いと思い。1枚のみ購入。持ち帰りするのはちょっと大きいのでカットしてもらい(カット料・1カット¥50)持ち帰る事にした。

材料が足りないのじゃないの?確かに足りませんだったらつぎ足しちゃえという事であまったMDFボードをつぎ足して制作する事にしました(笑)つぎ足したらその部分から臭いとか漏れ出すんじゃないの?わかりません(笑)あるものでやるのだ

木工用ボンドで小口どうしをくっつけ金具で裏面だけ固定しました。表面も木工用ボンドを付けヘラで余分なボンドを拭き取る。漏れ出し防止に(笑)きっちりやりたい方はマネしないでください。責任はとれませんのでつぎ足した部分は仕切り板とブース本体の裏面

ブース本体も木工用ボンドとL金具で固定して箱を作って行く。この時まだ天板は固定しない。ブース本体だけの固定。

換気扇の取付

換気扇には電源コードが付いていないので別売りで購入し簡単に取り付ける事ができます。差し込む程度の物なので誰でもできると思います。今回は画像を用意していませんが現物を見たらわかると思います。また換気扇本体から少し風が出ている箇所があった為ダクトテープで塞ぎました。

※現在では三菱ダクト用換気扇VD-18ZXP10-Cの後継モデルVD-18ZXP12-Cがあるようです。

※コンセントが付いていないのでこちらを別売りで購入し付けました。

塗装ブースの箱全体が完成したら箱の天板に換気扇のサイズに合わせMDFボードをくり抜き換気扇をビスで固定し設置します。MDFボードだけにビスで固定しても強度的に弱いので木材で補強します。今回は板で補強しました。

換気扇を設置した天板をブース本体にボンドとL金具で固定しました。ファンむき出しだとファンの中が汚れそうなのでワイヤーネットをL金具等で固定。

換気扇フィルターを適当なサイズにカットしマグネット(磁石)で抑え貼り付け。汚れたらすぐ張り替えられるようにしました。

仕切り板の設置台

ダイソーなどで売っている3cm幅の木材を木工用ボンドとL金具で固定。ダボも売っているので木材に穴を開けダボ穴に木工用ボンドを入れダボを差し込んで乾くのを待つ

仕切り板の上の方にもダボを設置。MDFボードが貫通しない程度に穴を開け先ほど同様、木工用ボンドでダボを差し込み固定。

仕切り板設置図

仕切り板を図のように斜めに設置するのですが、先ほど3cm幅の木材で上に仕切り板を乗せる格好になるので下の空きが3cmとなります。また上の空きを5cmにしたいので丁度5cm空くようなところで仕切り板のサイズ(長さ)と勾配(傾斜)が決まります。仕切り板のサイズが決まりましたらカットし、また5cmのところに合わせダボの位置を決めダボ穴を開けボンドで固定して完了です。仕切り板の横幅は箱の中にピッタリ納まるサイズでOKです。

フレキホースの設置

ファンの出口の口径に合わせたサイズのフレキホースをダクトテープでぐるぐる巻いて固定。

私の場合、壁に換気口がありましたので換気口を取り外し、板をフレキホースサイズに穴を開け、ダクト(別売り)をフレキホース→板→ダクトの順で取付、最後に板を壁にビスで固定して設置しました。

ダクトとは?↑このような物です。

フレキホースを換気口に(設置図)

板をフレキホースのサイズで穴を開けその板にフレキホースを通しダクトをフレキホースの中に差し込みダクトテープでぐるぐる巻いて固定する。後は木の板を壁の換気口に合わせビス止めし風が漏れ出してないか確認して完了です。実際にエアブラシを吹いてみて臭いなどの漏れがないかもう一度チェックしてみたほうが良いかもしれません。(万が一の為に)また換気口付近に火元なども無いかも気を付けてください。

LEDライトを設置して塗装ブース完成

という事で照明が無かったのでLEDライトを設置しました。それからPPボードで返し板と汚れガード的に下に設置。仕切り板のところは最初両面テープで着けていましたが剥がれて来てしまいマジックテープで固定してみました。

こちらのLED多目的ライト30cmタイプを設置しました。このLEDライトはビス止め、マグネット止めの両方を備えていますので私はマグネット式で簡単に取り外せるようにしました。ファンフィルターの交換の際に外せるほうが良いと思ったので。スイッチもついています。

完成後の感想

新しく自作して正解でした。吹き返しがまったくなくなった事に感動するくらいです。シロッコファンの吸引が仕切り板の裏で集中しており上からと下からで吸い込みが断然良くなりました。

最後にかかった費用の結果
MDFボードホームセンターで購入¥3000
換気扇 (シロッコファン)
三菱ダクト用換気扇VD-18ZXP10-C
ヤフオクで程度の良い中古を購入¥3300+送料¥2318=¥5618
換気扇部材(電源コード)アマゾンで購入¥1000
フレキホースとダクトフレキホースはAmazonで購入
ダクトはホームセンターで購入
¥1500
LEDライト多目的ライトECO&DECOAmazonで購入¥1645
ダクトテープ自宅にあった¥0
L字金具と適用サイズなビスホームセンターで購入¥900
木工用ボンド自宅にあった¥0
PPボードダイソーで購入¥200
ワイヤーネット
換気扇フィルターとマグネット(磁石)
3㎝幅の木材・ダボ
ダイソーで購入¥500

かかった金額:¥14363

換気扇の価格の節約が大きかったですね。他はどうしてもいる物だったので仕方ありません。

しかしこれで塗装環境が良くなったので良しとします。この環境になってもマスク、メガネは装着して塗装していますよ!

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